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昔なら決算申告書を作成するだけでも良かったのかも知れません。しかし、経営環境が日々変化するようになった現在では、お客様の作業の代行をするということだけでなく、「会計を通じて企業経営の支援」をさせていただくことが会計事務所の重要な役割であると考えます。会計や税務はもちろん、お客様の経営課題を解決し、「経営者が事業に専念することができる」ようなサービスを提供させて頂くことが目標です。
そのために私達は「職域十訓」と「会計事務所の5信条」を朝礼で唱和し、自己と組織の向上心を高めております。
≪職域十訓≫
1.物事に本気で打ち込めない人間には、生活者としての魅力がない。
2.1円の間違いを3時間追跡しても倦きない心が無くては、真の経理マンとは言えない。
3.自分には何冊の精読した書物があるかが要点なのに、学力を学歴と混同する愚者がいる。
4.絶えず自分のことで一杯になっている人間には、他人を観察する力がない。
5.相手の理解を吟味し乍ら、ものの言える人間でなくては指導的な人間とは言えない。
6.情熱のない人生は、生気のない人生だ。と同時に情熱だけの人生は羅針盤のない人生だ。
7.綿密に物事の筋道を踏めたか何うかが、馬鹿と利巧の分岐点である。
8.若さの本質は、感激する心と、自己変革の可能性とにある。然るに、錯覚した青春を後で泣く愚者がいる。
9.人は他人との接点で評価される。だから、内に備えがないと結局安い値段をつけられる。
10.妄想は決断をにぶらせ不安は勇気を阻む。故に人は妄想と不安のない心境を探求せねばならぬ。
≪会計事務所の5信条≫
第1.われわれは、企業の正しい防衛と経営発展のため、祈りを込めて奉仕する。
第2.われわれは、つねに自己の本性を見きわめ、不断に自分を充実する。
第3.われわれは、いつも根性をかけて、与えられた責任は完遂する。
第4.われわれは、自他の幸福のために、職場の規律を厳守する。
第5.われわれは、無気力を排撃し、お互いの団結を強化する。 |


TKC全国会の基本理念である「自利利他」について、TKC全国会創設者飯塚毅は次のように述べています。
大乗仏教の経論には「自利利他」の語が実に頻繁に登場する。解釈にも諸説がある。その中で私は「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師伝)と解するのが最も正しいと信ずる。
仏教哲学の精髄は「相即の論理」である。般若心経は「色即是空」と説くが、それは「色」を滅して「空」に至るのではなく、「色そのままに空」であるという真理を表現している。
同様に「自利とは利他をいう」とは、「利他」のまっただ中で「自利」を覚知すること、すなわち「自利即利他」の意味である。他の説のごとく「自利と、利他と」といった並列の関係ではない。
そう解すれば自利の「自」は、単に想念としての自己を指すものではないことが分かるだろう。それは己の主体、すなわち主人公である。
また、利他の「他」もただ他者の意ではない。己の五体はもちろん、眼耳鼻舌身意の「意」さえ含む一切の客体をいう。
世のため人のため、つまり会計人なら、職員や関与先、社会のために精進努力の生活に徹すること、それがそのまま自利すなわち本当の自分の喜びであり幸福なのだ。
そのような心境に立ち至り、かかる本物の人物となって社会と大衆に奉仕することができれば、人は心からの生き甲斐を感じるはずである。
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